事業と個人のお財布を分けること

こんにちは。「経理と事務のまなび塾」、彩典はるかです。

ブログでは経理、事務、オフィスワーク全般の話題を、浅く広くお話していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

今日は経理のお話、テーマは「お財布を分けることについて」です。

お金を管理する第一歩は、「個人のお財布」と「事業のお財布」を分けることから。
ちゃんと区別して、現金・預金の管理をしていきましょうね。

 

●1ヶ月の出入りは掴んでおこう

 

経理には「お金を管理する」という仕事があります。

事業をしていなくても、日用品や食料を買ったり、毎月月末近くには家賃を払ったり、光熱費や通信費が銀行口座から引き落とされたりしますよね。
気が付いらた残高が減っていて、口座振替に間に合わなかった! 支払が出来なかったという経験はありませんか?

事業を始めたら、そんなことにならないように、1カ月単位でお金の動きはちゃんと覚えておくことが大切ですね。

 

さて、お金の出入りには「固定的」なものと「変動的」なものがあります。

 

●固定的な支払はいくらある?

 

とてもざっくりとした言い方になりますが、事業をしていると毎月決まって出ていくものはすべて「固定的な支出」で、それ以外が「変動的な支出」と考えて大丈夫です。

固定的な支出は、決まった額が毎月出ていくもの(家賃や保険料等)と、金額が増えたり減ったりするもの(光熱費や通信費等)があります。

固定的な支出については「本当に必要な経費なのか」を見直す習慣があればいいですよ。

 

●分けることからスタート

 

個人で事業を始めた場合、「個人として使ったお金」と「事業のために使ったお金」を一緒の銀行口座で管理している人が多いかもしれません。

また、お財布の中身も一緒になっていて、レシートを見てもどっちのために使ったのかわからないってことになっていませんか?

銀行口座は、個人と事業用の2つを用意しておき、お金を払った時にもらうレシートも分けてもらいましょう。

例えば自宅兼事務所という場合、家賃を支払う先は一つなので分けられないけどどうするの?
そんな場合は、利用割合(時間や面積)などで「按分(あんぶん)」計算しておけば大丈夫です。

 

●今日のまとめ

 

◇お財布の中身と銀行口座は、個人用と事業用の2つに分ける。
◇支出は「固定的なもの」と「変動するもの」がある。
◇固定的な支出は、時々見直す習慣をつける。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

「経理と事務のまなび塾」 彩典はるか

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