Excel関数 計算以外に、文字列を扱うことも多い(1)文字列をつなげる
こんにちは。「経理と事務のまなび塾」あやのはるかです。
顧客管理システムや会計システムからExcelへ出力したデータを見やすくしたり、もともとあるデータを活用して別の目的のために作り替えるという作業は、日常的によくあるかと思います。そのなかで、この文字とこの文字をつなげて一つにしたいというときがありませんか? 逆に、文字列の中から特定の文字列(文字)を取りだしたり別の文字に置き換えいということもあります。
このように、計算ではなく文字についての操作も行いたいとき、Excelではどのような関数を使うのでしょうか。今日は、文字列を操作する関数について紹介します。

別々のセルに入っている文字をつなげる
・関数:CONCATENATE関数、CONCAT関数(Excel2019や、offce365)、TEXTJOIN関数(Excel2019や、offce365)
・関数を使わず結合する:&(アンパサンド記号)をつかう
CONCATENATE関数では、結合したいセルを半角カンマで区切りながら選択していきます。「&」を使うときは、「=」を入力した後に、セルを指定して&、セルを指定して&・・というように入力していきます。関数のように括弧でくくる必要はありません。
CONCAT関数では、「セル範囲」を指定することができます。離れたセル範囲同士を結合することも可能です。
指定するセルが多い場合はCONCAT関数が便利ですが、Excel2019・offce365以外のバージョン(Excel2016や2013など)では使うことができません。
●サンプルファイルで、関数の結果を確認してみよう!→こちらからExcelのファイルをダウンロードできます。

また、Excel2019やoffice365では、文字列をつなぐときに「-」(ハイフン)などを挟みながらつなぐことができる「TEXTJOIN関数」というものがあります。●●-○○-●●といったコード番号のようなデータにしたいときに便利です。
今回は「結合する」関数について紹介しました。つなげることができるのであれば、分離(取り出す)こともできます。文字列から取り出す関数について、取り出す方法は次の3種類の関数を利用します。
- 文字列の左端から文字を取り出す(LEFT関数)
- 文字列の途中から、文字を取り出す(MDI関数)
- 文字列の右端から文字を取り出す(RIGHT関数)
これらはいずれも、数式を入力するセルは別に用意してそこへ取り出した文字列を表示させます。詳しくは、別の投稿にて紹介しますね。
今回は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。
まなび塾 あやのはるか